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「舞台装置と街の装置」というテーマで始まった土屋茂昭氏の講演会と座談会。土屋氏の話は明解でおもしろく、舞台での表現方法や、舞台裏の装置の奥の深さに引き込まれ、デザイン協会のみんなや、若い学生たち、それに松野町の職員方の熱心に聞き入ってる姿が印象的でした。
その後の座談会でも、熱の籠った話し合いは、深夜まで続き、うまい酒でほろ酔い気分になった頃、「星がものすごくきれいだよ!」の声が。ベランダに出て見上げると、まさに満天の星。酔いも眠気も醒める程の輝きを見て、みんなの顔も子供のように輝いていたのが、また良かったですねぇ。熱く盛り上がっていたホテルの一室のはるか上空に、この上ない最高の照明が用意されていたのが何とも嬉しかったですね。天然の装置というのか。これはやはり、松野町の澄んだ空気ならではの演出で、太古の昔から変わらぬ姿の滑床渓谷と共に、町の誇れる宝物として大事に後世に残してもらいたいものですね。
翌日散策した滑床渓谷では、その渓谷を形成している巨大な岩の現在の姿に落ち着くまでのドラマを想像したり、岩に根をからませて立ち上がっている老木の生命力に驚いたり、何億年かかったのか、岩盤を滑り落ちる水の流れによってできた窪みに思いを寄せたり、と。気の遠くなるような遙かな昔に思いをめぐらし、楽しいひと時を過ごせるすばらしい渓谷でした。 最後になってしまいましたが、このような、地域の人と人々とのつながりを大切に考える集いに参加させていただいた事、嬉しい限りです。山内会長とエヒメデザイン協会の皆さん、松野町のみなさん、ありがとうございました。
男鹿和雄
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