●吉田 司
コンピューターが進化することにより、生活や作業が楽になったり、コストダウンしてくるのは当然のこと。ただ、便利に楽になったが故に出てきている弊害、今後出てくるであろう問題。本当の意味での豊かな生活の実現や、ビジネスでの勝ち組になるためにはどういうスタンスで付き合っていけばいいのか?

便利なんだけど、行く先がはっきりと見えてこない現代社会において、コンピューターという切り口でそんな将来像みたいなものを議論できればと思っていたのですが、企画と内容が違っているという印象を受け、残念でした。


●高須 美登里
今回の未完塾は賛否両論あろうかと思いますが、最初の「自分にとってのパソコンとは?」の発表では、皆さんのいろんな考え方を知ることができ、興味深かったです。

ここでは本題を聞きながら、私が感じたことを申し上げます。私はあの時、便利な機能に感心させられる反面、「いや、そこまで必要にかられてないし、先立つものもないし」といわゆる“バカの壁”を築いておりました。そこで、それ以上興味を持つことをやめてしまった自分のバカさ加減に気づかせてくださったビンさんには感謝です。

でもパソコンを仕事として扱わない人から見れば、そんな壁を持つ人が大半なのではないでしょうか。実際、自宅のパソコンは3年一昔といった環境です。それでも特に不便を感じることはありません。なぜなら、できないならできないなりに自分で工夫し、別の方法を考えるからです。ですが、村上さんが紹介してくださった便利な機能に慣れてしまうと、そんな面倒なことをせずともクリック一つで完璧な訳ですから、考えることをやめ、それから一歩も進めなくなりそうです。

「何でもできる」と「何にもできない」は紙一重、パソコンの可能性は無限大だけど、人間の可能性はストップしてしまうのでは?などと、考えておりました。

非常に興味深いテーマでもあるので、リベンジを期待してます。


●光盛 香奈子
今回の未完塾のテーマに、パソコンに対して、違う側面を見ることができるのかと楽しみにしていました。

当日までの経過はわかりませんが、私も経験しましたし、失敗もしたから言えることですが、「予期せぬこと」は必ず起こると言っていいと思います。頭で考えているようには進行しないと考えて、いろんな場合を想定して望むことが大事だと思います。今回は特に、ほとんどがパソコンを使って仕事や勉強をしている方の集まりだったので、それを意識した内容を皆さんが求めていたと思います。

さて、講演内容についての感想です。
参加されていた方の中には、パソコンが嫌いと言われた方もいらっしゃいましたけど、それは、パソコンに頼らなくてもそれ以外の方法があるからだと感じました。でも、私は、仕事の道具としてとしてだけでなく、パソコンが好きで使ってるようです(特にMacです)。村上さんのように仕事ではなく、持っているアプリケーションを使って結構、遊んでいます。あの時間には思いつきませんでしたが、暇があれば触っている、おもちゃのようなものです。話を聞いていて、同じような使い方をしている自分も、仕事以外で色んなことをやっていたんだと、あらためて気づかせてもらったくらいです。ですが、トラブルが起こったとき・・・・それに対応する自分は、使っている割合の50%にも値しないくらい無知です(車に乗っているのに、メカニックのことを知らないのと同じです)。自然に学習していることもありますが、わからなくてほったらかしのこともあります。私にとっては、HDの容量が大きくなってきていることで、収納する道具・ネットゲーム機のようになってきているもようです。でも、机上で、仕事をしていたときもそうでしたが、まさに自分の整理整頓の悪さを痛感したりします。見た目はわかりませんが、開けてみるとちらかっているのが私のパソコンの悲しい現実です。これを機会におもちゃ箱の整理をします。


●大野 千佳
自己紹介のときにも少し触れましたが、パソコンに向かうと、調子よくことばが浮かんできたり、頭の中がうまく整理されるようになってきて、今やパソコンはわたしにとってなくてはならない起動装置そのものであると感じる昨今です。けれども逆にいうと、手書きでは文章が仕上げられなくなったようにも思うのです。パソコンがないと何かが起動しない。これは進化ではなく退化ではないかしらん。

そこでデザイナーのみなさんに聞いてみたかったのですが(かつて手仕事をしていた経験のある方に限られますが)、みなさんはパソコンを使うようになった今も、パソコンなしでデザインすることができますか? デジタルデータじゃないと入稿できないとかそういう物理的なことではなく、デザインの感覚として。そのあたりのことをぜひとも聞いてみたかったです。

すでにパソコンが存在する以上、その問い自体に意味がないと思う人もあるかもしれません。そんな議論も含めてグループセッションをしてみたかったと思います。


●斎郷 隆喜
第15回未完塾のタイトルが「自然とコンピュータテクノロジーと私たちの生活」だとメールをいただいたとき、「テーマが大きすぎじゃない?どんな答えがあるの?」という不安はありましたが、あたってしまいましたね。

大野さんから質問がありましたのでここで。
>パソコンなしでデザインすることはできますか?
うっ、痛いとこを。デザインを考えるときは今でもノートに鉛筆でイメージワードを書いて、それからサムネイルを書きます(すべての仕事ではないですが)。しかし、手作業の頃にはできなかった、パソコンだからできる表現方法に頼りすぎてる気がします。(反省)


●前田 奈生美
今回、私個人的には今の仕事への参考になりました。何かを提供する側と提供される側のその「何か」に対する温度差とでもいうのでしょうか。提供される側が大興奮で取り組めていけるか、同じくらいの温度で互いに何かに対して楽しむと共に「共感」「感動」「関心」できるか・・・。私自身へ、大きな課題として宿題ができた回になりました。大変勉強になりました。


●海田 昇
今回の未完塾は当日、それも集合時間小一時間前に知りました。ですので、直前まで何をするかを全く知りませんでした。

初めに「自分にとってパソコンとは?」「パソコンのイメージは?」「今、パソコンで何をしているのか?」という質問に対する答えを、紙に書きました。そのあと一人一人書いた内容を発表していきました。普段何となく使っているものなので、急にこういう質問をされて困りました。みなさんの発表を聞いて、パソコン一つとってみてもいろんな捉え方もあるんだなと思いました。仕事で使っている人、個人的に使っている人、ほとんど使っていない人、それぞれがパソコンとどう関わっているかで感じ方も変わってしまうようです。自分は仕事で使うことが一番多いので、『道具』としての認識が一番強いです。

その後いろいろ話を聞いていて、もっと勉強しなければと思いました。パソコンでいろんなことが簡単に誰にでもできるようになってきて、自分は胸を張れるような技術・知識があるのかと考えさせられました。ただ何となく作業をするのではなく、一つ一つ身体にたたき込んでいくようなつもりで、日々の仕事をしていこうと思いました。そして現状に満足せず、努力をしていこうと思います。