●吉田 司
初めての人がほとんどということもあり、敷居を低くしていただいていたおかげで、少しの時間でしたが香道の楽しみを満喫いたしました。
「香りをきく」というシンプルな行為に、源氏物語になぞらえたり季節感を演出する呼び名など、いろいろな仕掛けをすることでこんなにまで楽しいものにするなんて・・・まさに「匂いを嗅ぐ」嗅覚だけに留まらない五感で楽しむものなのだという感じがしました。
「匂いを嗅ぐ」ことに一生懸命だった自分がはずかしい・・・。
しかしながら、香りやにおいを記録することは難しいですね。何を判断基準にしたら良いものか・・・。講師の先生にもご紹介いただき未完塾の翌日に放映されたNHKの趣味悠々「香道」では、基本となる判断基準は「五味」(あまい・にがい・すっぱい・からい・しおからい)だとか。ますます?????
余談ですがご存じの方もおられるかも知れませんが、人気ラジオ番組「アヴァンティ」の時流れるウイスキー「マッカラン」のラジオCMによると、樽に仕込む前のブレンドをするマスターブレンダーと呼ばれる人はブレンドしたウイスキーの匂いを嗅ぎわける時、一幅の一枚の絵画が思い浮かぶのだとか。もしはっきりとした絵が浮かばない時はブレンドがまちがっている、とも・・・。「においを絵画にする」、今の自分には到底備わっていない才能ですが昔の都人たちは、香を興じてどんな景色を思い浮かべていたのかと思うと、また違った味わいがでてきたのであります。
●松下 感想
お「香」をテーマに! と決まった時、資料を探しに本屋で探したところ「香道」の本は辞書のようにぶ厚いものが一冊あるだけでした。アロマテラピーや香りのリラクゼーションのテーマ本はたくさんあるというのに…。
やはり「マニアックな分野なのかな?」などと思ったものです。「源氏香」「組香」の感想はズバリ、とても良かった。ルールの中に「遊び」や「美しい」要素がたくさんあり、「香り」を聞く際、目を閉じて、言葉でイメージし、次の香炉が回ってくる間の時間も心地よいものでした。
最後の終了の「香が満ちました」の結びの言葉も美しくお手前が終わる頃には、すっかり癒され、また、参加者の方々から、ふと「なんか、楽しいね」と感想が耳にも入り、担当者としては、ホッとしました。知っていることが、どんどん増えているようで、でも、本当は知らない事が圧倒的に多くて、だからこそなるべく知らない所に身を置いてみたいと思います。
初めての事を体験する時の緊張感や、出会いを大切にしたいと思います
●谷田 美佳
「お香」は興味があるテーマでしたが、お茶やお花のようになじみのないものだったのでとても楽しみにしていました。
「香をきく」という事が、とても神聖で気持ちの休まる事で西洋の「アロマ」が騒がれている中、日本の「香」の良さをしみじみ感じさせられました。
次の香炉が回ってくる間の時間も心地よいものでした。「源氏香」のデザインもあらためて、その意味を知り、日本人の遊び心やセンスの良さは、素晴らしいものだと実感できました。
あの時に、教えていただいた、NHKのお香の番組、あれからずっと見ております。流派の違いで、しつらえや、お道具の図柄なども違いますが、「香道」を少し教えていただいたので、番組も楽しく、理解することができます。
一度では、香の違いがよくわからなかったのでまた、機会があれば、積極的に参加させていただきたいと思います。ほんとうにありがとうございました。
●宮原 優子
正直、香道という言葉を知らなかった私でも、楽しめた内容で、早くも香道ツウになった気分でおります。
「道」がつく日本の伝統文化は外から見て素敵だなとは思っていましたが、自分が体験できる機会に恵まれたことに大変感謝しております。幸運も重なってか五回ともに正解し、記録紙までいただけてかなり鼻高々で帰りました。すると、自宅でもほのかなお香の香りがして。もうひとつのおみやげをいただいた気がしました。
香辛料や香水また室内消臭について、日本人は香りにうるさいと、諸外国では言われているようですが、このような美しい文化が現代にも受け継がれているからこそ、知らずしらずのうちに奇抜な香りを好まない国民性があるのかもしれないと思いました。
楽しくそして貴重な体験が出来た未完塾でした。ありがとうございました。
●平松 以久子
日本にいながら日本の良さを感じる機会が少なくなった昨今、本当に日本人で良かった!と感じる事の出来た束の間の時間でした。
お茶席での緊張感とはまた違った五感の一部を研ぎすます事など<香道>ならではの優雅な醍醐味とてもいい経験ができました。また、十四日を中四日、二十四日を下四日との表現方法や、終了時の<香満ちました>の言い回しなど、とても綺麗な日本語を教えていただけました。現代は便利ではあっても特に日本では本当の意味での<粋>とか<遊び心>とか、とてもとても大切なものを忘れてしまっているんだなぁー。と今回痛感しました。室町時代、安土桃山時代そして江戸時代と、その時代ごとに現代とは違うさまざまな事があったにせよ、日本文化の<素>が築かれた時代だったのでしょう。私もその時代を過ごしてみたかった!!(タイムスリップしてみたい心境です。)
香十の橋本先生が言われていた<光源氏>の話、顔が見えなくても香りでその方が解る!というのも艶っぽい話ですよね!今後、五感そして六感までをも研ぎすまし、日本人らしき日本人になれるよう努力したいものです。
実は塾長、清水さんとふたり昨日(7日、日曜日)香十主催の香道に行って来ました。塾長は見事、二連勝ですっかり<光源氏>になりきっていました。私も二度目にして<玉>をいただき、本来なら清水さんが頂ける<書き物?>をわがまま言って譲って頂きました。重ねて、いい企画、時間を企画して下さった松下さんそして藤井さん、橋本先生ありがとうございました。
●森脇 三枝子
こんなに香りに重点をおいて過ごしたのは初めてです。今まで見えていなかった香りが、先生のお話で形となり奥の深さを垣間見ることが出来ました。優雅な時間がとても心地よく香りに集中するためのひとつひとつの仕種も気づきのひとつとなりました。最後の「香が満ちました」というお声で現実に戻り貴重な時間が過ごせたことをうれしく思いました。
気持ち的にもゆとりができ家路に帰る足取りも軽く香りの余韻とともにしばらく楽しむことが出来ました。こんな時間を楽しむことをたまには持ってみようと思います。
●光盛 香奈子
はじめて「香道」に参加させて頂きましたが、ほんとうに想像したよりずっとすてきな時間でした。大人のゲームといった印象です。
一香目、二香目、三香目・・・と微妙な香りの違いを感じるのは一瞬の感覚のような感じがし、あとからくる感覚は、自分の中で変化していくような・・・そんな感じを受けました。
自分でも香りには敏感なほうではないかな?と思っていましたが、前の香りと今の香りの違いは・・・???言葉で書き留めておくことは、皆さんが言われているのと同じく難しかったです。私は、香りをかぐと同時に色が見えた気がして、色を使って表現してみました。ちなみに、紫→黄色→水色→黄色→水色 でした。
「香道」はぜひまた、参加してみたいです。 |
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