国際デザイン・アート専門学校
  グラフィックデザイン科 1年 野本仁美

席が最前列の端の方だったので、初めは「見づらい位置に当たってしまったかも」と考えて、少し残念な気持ちでした。しかし、舞台が始まってみるとそれらは全く気にならず、それどころか間近での演技と迫力に圧倒され引き込まれていき、役者の方々が演じる「正岡子規」のコ ミカルな楽しさや、子規の病の苦しみや深刻さが伝わってきて、最後まで楽しむことができました。子規と虚子との対立の場面と、美しい星空の下、子規が死ぬ直前の布団の中での語りの場面は特に印象に残っています。観劇のあとに行われた舞台美術の講演で、八百屋舞台という工夫や、場面の入れ替え、照明の演出などのお話をして頂いたことで、最前列でも舞台が見やすかった理由や、観ていたときにはあまり意識していなかった背景や効果がとても重要な役割を果たしていたことがわかりました。今まで舞台演劇はあまり観る機会がありませんでしたが、今回、映画やテレビなどのスクリーンやモニター越しでは得られない緊張感と躍動感と場の空気感を知ることができ、もっと劇場に足を運びたいと思いました。

国際デザイン・アート専門学校
  グラフィックデザイン科 2年 若林愛理

『正岡子規』の舞台を観劇させていただいた後、エヒメデザイン協会の懇親会に参加させていただきました。ミュージカルは舞台のこだわりと、完成度の高さに感動しました。ミュージカル閉幕後の土屋茂昭氏の講演では、舞台装置の面白さであったり、裏側を知ることができ、とても勉強になりました。細部までこだわりを持たせ続ける姿勢を私も見習いたいです。エヒメデザイン協会の懇親会は、多くの方とお話しすることができ、充実した時間となりました。役者の方々やデザイナーの方々の貴重なお話を拝聴できて光栄です。皆様とてもよくして下さったので、初めは緊張していた私も、終わるころにはすっかり緊張もほぐれ、精一杯楽しむことができました。また機会がありましたらよろしくお願いします。ありがとうございました。

国際デザイン・アート専門学校
  グラフィックデザイン科 2年 岡本小夏

昨年からエヒメデザイン協会のことは先生から聞いていて、いつか私も参加したいと思っていました。なので、今回参加することができて、緊張しましたがとてもいい経験ができました。土屋先生や役者さんには講
演会では聞けなかったことを教えていただき、デザインについてたくさんの方からお話をきかせていただけて、楽しく勉強することができました。デザインすることをもう一度よく考えて、作品づくりに取り組みたいと思います。懇親会に参加できて、人との出会いの大切さを感じ、デザインすることは見た人に喜びや感動を与えられることでもあると思いました。また機会があれば参加させて頂きたいと思います。ありがとうございました。

松山デザイン専門学校
  スペース・クリエイターコース 2年 高橋生吾

物語では、子規は結核が背骨まで達して寝たきりになったにも関わらず、それでも短歌や俳句を書き続ける姿勢がすごいと思った。舞台装置では、子規が病気で弱気になっていたシーンなどで使われていた天の川
の背景はとてもきれいだったけど、黒幕に穴をあけ、後ろからライトをあてるだけというとても単純な作りになっていることに驚いた。他にも、ガラスの建具には透明な絵の具を塗って空気感を出していたり、遠近感を出すために床を斜めにしていたりと、意外に低コストであったり単純なことだったりしたことが多く、今後スペースの仕事をしていく上でとてもいい勉強になった。

松山デザイン専門学校
  ビジュアル・クリエイターコース 2年 樫本将人

6月5日、東温市見奈良の坊っちゃん劇場でミュージカル「正岡子規」を観劇した。自分は一度も坊っちゃん劇場に行ったことがなく、どのような劇場なのかさっぱり知らなかった。小さい時に見に行ったと言う人もいるし、けっこう前からある劇場なんだと知った。ただ今回は舞台装置の監督が違うらしく、今までの舞台とは一味違ったものになるだろうと思った。
 開演して最初に「?」が付いたのがステージの床だった。明らかに斜面になっている。後で説明を聞くと、あれは奥行きを出すための仕掛けで真っすぐな床から5°上げているのだそうだ。 実際にステージに上がらしてもらい、どれくらいの斜面なのか体験した。5°と聞くと大した事はないと思うが、意外にも急斜面で横になるとゴロゴロ転がりそうだった。役者の人はこの上で踊ったり演技をしたりしているわけだから、凄く大変な思いをしたに違いない。
 劇の途中で何度かセットが変わったり背景が変わったりしたが、セットのほとんどが天井から吊られているものだった。背景の一部で夜のシーンがあった。その背景は真っ黒な下地であちらこちらに小さな光があった。その仕組みをどこかの学生が質問していたが自分はなんとなくわかってしまって、ちょっと優越感があった。年下に優越感を抱いても悲しいものである。・・三途の川か。
 逆に驚きもあった。劇場に入ると沢山の人が座っていてけっこうな規模の大きさだと内心驚かされた。そして自分の席に向かう途中、ふと前方を見ると・・・BINデザインオフィスの山内さんが! 実は以前、会社訪問をしてデザインの厳しさをみっちり教えてもらったことがある。そのときのことが鮮明に蘇り、ドキドキした。休憩時間になり、その山内さんが坊っちゃん劇場のファンクラブに入っているのを目撃。
真剣に応援しているのだと思った。
 そんなこんなの小さな驚きもあった坊っちゃん劇場。土屋氏の舞台装置のアイデアと役者さんの演技の熱さがビリビリと感じられ、貴重な体験ができた。このような機会を与えていただき、ありがとうございました。


●一般参加者/安岡大貴(高校生)

 私が先日の舞台を拝見してまず感じたことは、新鮮さでした。私は前回の「鶴姫伝説」と、前々回の「龍馬がいく」を拝見しているのですが、今回の「正岡子規」は、それらを見たときとは違った気持ちで鑑賞させていただきました。
 舞台のモデルとなった正岡子規は、日本文学史にもその名を残し、愛媛県の学生ならば必ず授業で詳しく習うような人物です。私も例に漏れず、学校の総合学習の時間に正岡子規のことについて習いました。しか
し、それは彼の生い立ちや、功績ばかりで、正岡子規の人柄については全くといっていいほど習いませんでした。もちろん、100年以上前の人物の人柄を正確に把握することは無理なので、仕方の無いことだった
のですが。そして、それゆえに私は、これまで正岡子規の業績は知っていても、彼の人柄は全く知りませんでした。
 なので、私は今回の舞台で劇団の皆さんが演じられる”正岡子規”を目にしたとき、とても新鮮で感動的な何かが、私の頭の中をこじ開けるようにして入って来る感覚がしました。それまで私が抱いていた茫洋とした正岡子規が拭い去られ、代わりに病床の革命家としての正岡子規が深く焼きついて今も離れません。
 他にも、死神たちの掛け合いといったユーモラスな描写から、病気に苦悩する正岡子規とその家族と弟子たちのシリアスな描写までが違和感無く演じられていて、鑑賞しているといつの間にか舞台に引き込まれて
いました。
 舞台装置のほうも、今まで見たことのなかったもので、計算され、洗練された舞台装置の数々が、さらに私を舞台に引き込んでいくように感じられました。
 あの時感じた感動は、とても私の貧弱な語彙と稚拙な文章では言い表せません。しかし、深く感動したのは事実です。叶うのならば、またこのような機会を得たいと思います。


●一般参加者/野間洋美

土屋さんのプリントを使っての順を追った説明がとても分かりやすく、舞台を歩く体験を盛り込むことで、舞台の広さ、奥行き、勾配などを体感でき、改めて舞台美術の面白さ、素晴らしさを実感しました。舞台転換の方法なども実際に見ることができ勉強になりました。


●一般参加者/永野ふみ子

私にとって正岡子規と言えば「痰一斗糸瓜の水も間に合はず」の句がすぐに浮かんできます。確か、中学の国語の時間に習ったのが、はじまりと思います。その句の詠まれた家が、「坊ちゃん劇場」で目の前に出来
るなんて。舞台美術家、土居茂昭氏の講演でその家がいかに考えて作られているか、宇宙にまで広がっていると解りやすくお話して頂き感激しました。この講演会は未完塾生自らの企画立案だそうですが、このよう
に参加させて頂いた事にも感謝しています。四季の草花やヘチマのぶら下がった舞台装置の中で、私には真面目くさった大きな頭のイメージの子規さんが、大笑いしている。その俳句が死に神たちを追い払う呪文
だったなんて、知りませんでした。寝たきりの兄を思う妹、母、弟子たちの愛情には泣かされっぱなしです。血を吐き体はボロボロになっても、俳句革新にかける前向きな姿に、なみだ、なみだ。それを、底抜けに明るく喜劇にみせる、この作品に感動するばかりです。松山は俳句の街。俳句をしている人はもちろん、そうでない人にも是非。そして、松山、東温市以外の人にも全国発信基地として、坊ちゃん劇場「正岡子規」を多くの人に鑑賞してもらいたいと思います。その後の懇親会。舞台の上であんなに大きく観えた役者さんが、意外に小柄であるにもかかわらず、全てを鍛え上げ、役の上での苦労話は勿論、普段の生活の話をもして下さり、またまた幸せな時間を過せました。私はあれから、友人、知人、会う人会う人に、ちょっとハイテンションで鑑賞を勧めています。もう一度行きたい。そう思わせてくれる、坊ちゃん劇場でした。

松山東雲短期大学
  生活科学科生活デザイン 郡司島宏美准教授

坊ちゃん劇場ははじめてでしたが、劇場のイスがよくて楽しく観劇できました。
「正岡子規」のミュージカルも、老若男女問わず、誰にでも楽しめるようなお話になっていますね。 土屋さんの舞台美術も根岸の家や、バックの天の川など、工夫されてるなあと観ていたのですが、へちまの宇宙を表しているのは、あとで解説を聞いてはじめて納得しました。十七文字の世界も決められた字数の中での世界ですが、舞台も劇場という限られた箱で、限られた転換時間で、制約の中でつくる世界。面白そうだ、と改めて興味がわきました。 今度から、お芝居を観る目が変わりそうです。ありがとうございました。


● パゴダ幼稚園 石川猛園長

先日は土屋先生の舞台美術の講義を聴かせて頂き、ありがとうございました。第一線で活躍されている方々の話は専門分野に限らず、あらゆる領域で通用する貴重な知恵を含んでおります。すいぶんと参考になりま
した。あらためて御礼を申し上げます。愛媛でこれ以上ないテーマの作品が今回の「正岡子規」でしょう。私もマリオネットの勉強の為に世界を駆け回っておりますが、『在るべき処に在る』と云う事は感激です。
俳句を学ぶ為に愛媛へ訪れる人の喜びや感動を呼ぶ作品であり。坊っちゃん劇場の意義でありましょう。これを観る為にはるばるやって来る人が必ず居るものです。その熱い人の思いや願いに応える作品であり、
活動のように思います。お礼を述べたい気持ちです。
                       

●EDA 松下聡子

舞台は非日常を感じさせるもの。出演者、音楽、歌、舞台背景、照明、パフォーマンスで、その場の空間を一瞬にして、違う世界にするものだと思います。今回の未完塾では、短い時間でいかに早く、場面転換や背
景を設置するかなど、講義が解りやすかったです。また舞台にあがることで、斜めを体感できるなど楽しい経験でした。(こんなに斜めで、踊ったり、飛んだり、役者さんすごい!)坊っちゃん劇場様、講師の土屋茂昭様舞台見学の機会をあたえていただき、本当にありがとうございました。


●坊っちゃん劇場 仙波律

 土屋先生の設計された舞台装置を目の前にして、また直接触れながら土屋先生の話を聞けるなどという貴重な体験は、おそらく西日本地域ではなかなか得られないものではないでしょうか?参加されたデザイン
関係の方は、恵まれた環境下におられると思います。親睦会に参加された学生の方々が、非常に感銘を受けられた様子を拝見して、この環境をもっと多くのデザイン学校の生徒さんや、デザイン関係者の方々に提供
する事が、劇場の役割でもあるのではないかと感じました。 このエヒメデザイン協会様の取り組みの範囲を、愛媛県だけに留めるのではなく、四国4県、いや中四国圏内まで広げられたら、間違いなく協会全体
のレベルUPにもなるのではないのかと思いました。その為のお手伝いが御座いましたら何なりとお申し付け下さいませ。次回のエヒメデザイン協会様の集いを、是非、この坊っちゃん劇場で行って頂く事を切にお
願い申し上げまして、感想とさせて頂きます。

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