●赤松 章プロフィール
2002年5月22日(水)PM7:15〜 今回はスタジオにお邪魔しての開催となりました。
入って床の広さと天上の高さに驚きを感じつつ、見慣れない機材など拝見しながら定刻となり、いよいよスライド上映と講演のはじまりです。
前半は、赤松さんのお仕事からプライベートに至るまでの写真。一枚一枚丁寧にまたユーモアを交えながらの赤松さんのトークと臨場感のある写真達に引き込まれて行きました。
ビザンティン美術にはじまり、イスタンブール、トルコ、ギリシャ、モンゴル…と赤松さんの旅物語を写真と共にたどり、あらためてプロの写真に圧倒されました。きっとその場に行って味わうものとはまた別の視点や空気を感じることができたと思います。
プライベートの写真では「本気で撮っていない」とおっしゃりながらも、『気持ちよかったから』『綺麗だったから』『おもしろいので』〜と言う写真はみな、スライドを見る私達を同じ気持ちに感じさせるものばかりで、おもわず笑みやため息がでて、写真を撮る原点はこういう気持ちだと思いました。
ビザンティン美術
アギア・ソフィア大聖堂アプシスのモザイク
ビザンティン美術 ルサヌウ修道院
モンゴルの風景 モンゴルでのラリー風景
ラリーに参加中のドライバー モンゴルの少女
前半最後は、最近のお仕事から新聞広告、車の広告、ファッション雑誌の編集ページを、撮影のシュチエーションや技法、フィルムや印画紙、色相やコントラストの入れ方を説明していただきました。参加者の質問にも丁寧に答えて下さって(どうしたら、よい表情が撮れるのですか?)の質問には、「場数を踏むしかない。綺麗にとってくれるだろうと思わす事が大事。その為の経験やコミュニケーションは重要で、カメラを持ち出すのは最後の最後。」と人を撮る時のコツを教えて下さいました。
ファッション雑誌/オリジナルフォト(左)と印刷物(右)
後半は、参加者による、写真課題発表会。課題は「ヌード」〜それぞれが思うヌード!?〜
一人一点づつA4サイズに伸ばした写真を一同に貼り出し、コメントを発表後、赤松さん中心に前半とは違い、一体となって写真と向き合う事が出来ました。課題がハードであったため皆頭を痛めドキドキの参加でした。作品は「ヌード」といっても裸体という訳でもなく、デザイン的な表現であったり、ユーモアたっぷりや、言葉での表現があったりと、こんなに色々な感じ方があるのかと驚かされました。赤松さんもやさしくおもしろく批評して下さり、逆に質問したり作者の撮影した時の気持ちも聞き出したりと、和やかなムードで存分に楽しめたひとときでした。最後に作品の中から優秀賞3点が選ばれました。
写真課題発表会風景
一流の仕事をする人は遊びも一流だと実感。けれど赤松さん御自身は飾らず自然体でした。力を入れる所と抜く所のバランスが絶妙で、そのお人柄が写真にも出ているように感じました。それから赤松さんのファッション写真のヘアメイクは奥様(EDA会員でヘアメイク/コーディネーターの赤松美咲さん)が担当されているとのこと。あの写真の色気は仕事のパートナーとしてお二人の合作なのですね。

最後になりましたが、赤松さんはじめアセムスタッフの皆さん本当にありがとうございました。なお、参加資格に課題提出という初めての試みに一抹の不安もありましたが、実際やってみると参加者も大いに楽しめ、参加型の未完塾も期待出来ると思いました。

宮本久子