第53回 未完塾 「景観とサイン 〜屋外広告・看板etc〜」講師:山内 敏功(EDA 会員)


■日 時/ 平成26年10月1日(水)19:00〜21:00
■場 所/ 愛媛県生活文化センター1F 小会議室
■講 師/ 山内 敏功(EDA 会員)
■参加者/ 17 名

<EDA>山内、藤井、上野、赤松、安岡、佐伯、濱田、大北、 川口、武智、中尾、大野、弓立、尾崎、白石

■内容/

「伝えたかったこと」
 自然と人工物が混在する様を「景観」といい、まちづくりにこの問題は重要であることは間違いないのだが景観を壊す人工物の代表が看板であるかのように言われるのは少々違うと僕は思う。
 香港のように看板が観光資源になっている都市もある、また世界遺産に指定されているパリや、ザルツブルグでは看板をコントロールしながら素晴らしい景観を構成している。日本でも最近話題になった大阪道頓堀「グリコ」6代目看板はあの場所になくてはならない看板である。つまり看板が悪いのではなくデザインが悪いということになる。
 また景観問題では色彩の赤が悪者にされるのだがコカコーラの看板や車両は鮮やかな赤をベースにホワイトで流れるようなロゴが描かれているデザインは僕は好きだ。
 景観は言い換えれば「生命活動と経済活動が混在する様」とも言える、この2種を調和させるのはなかなか難しいと思うのだがそこに素晴らしい日本流看板がある、「のれん」だ。
 のれんは出せば開店、しまえば閉店のサインになり、のれんを継ぐ、のれんを分ける、のれんを守るなど経営者の精神を次世代に繋ぐ意義さえ内包している。のれんとブランドは似てはいるが全く違うと僕は思っている。のれんとは近江商人の「3方良し」の精神が宿り、ブランドには鼻の高さが目につく自我のプライドしか感じない。
 ブランディングという言葉をよく耳にするし僕も使うのだが規模や目的で使い分けるべきであり、僕は最近「のれんディング」と言うようにしている。

未完塾の模様

 
 
参加者の感想