●講師プロフィール
第9回未完塾 10月26日(土)午前10:00開催。
参加人数は、エヒメデザイン協会会員、学生、県外からの参加者も含め36人。

<未完塾生、開明学校へ入学――先生よりも歳が上:平均年齢40才!>
開明学校の模擬教室では、宇和町職員の方が先生となり、昔の授業風景の再現を体験しました。
読み書きそろばん、そして修身(道徳)、現代とは少々違う教え方に、皆、面くらった様子でしたが少年時代に返ったようにイキイキと真剣に授業に臨んでいました。全員無事卒業!
<宇和塾――活版印刷と文字>
場所を変え、米博物館にて「宇和塾」いよいよ開催。
始まる前に米博物館にある日本唯一の活版印刷機を薬師神さんの説明により見学。
米博物館講堂後方には、書体に関する資料を展示。

最初に、薬師神親彦さんによる「活字が印刷されるまで」の講演。
その後、小宮山博史さんによる「活字製法と書体デザイン(活字からデジタルフォントまで)」講演。
活版印刷の起源がキリスト教普及のためにすでにヨーロッパではじまっていたこと、そしてそれは宗教の力が大きいということに驚きました。近年スピード化され安易に生産される文字は、本来持つ文字の美しさを欠落させるという小宮山さんの話に、文字文化の未来への不安を感じると同時に、美に関わる我々デザイナー達は、小さなひと文字に、もう一度目を向けなければならないと思いました。平成明朝体を制作した小宮山さんの技術と知識に感服。
<交流会――今夜はラブラブ>
宇和町からの参加者も交え、エヒメデザイン協会のメンバーたちと和やかに交流。程良くお酒が入った頃より、未完塾が企画した「筆談による恋文ゲーム」がスタート。即席の恋人に心を伝えようとする、難しさ、滑稽さを味わってもらいました。冷たくあしらう人、いやらしい告白、機知に富んだ表現など、到底相手の心をつかめそうもない恋文続出。普段見る事のできない内面を垣間見、抱腹絶倒。今回の企画で文字表現の楽しさを再発見できたのではないでしょうか。

全体を通して、私たちが普段意識していない「書体」というものの中には、精密で計算された感性と美意識、そして多くの情報が潜み、どんなにデジタル化されても、そのハードは手作りによるソフトの上に成り立っているという事に気付かされました。今回関わらせてもらって、企画、人に協力してもらう事の大変さをひしひしと感じました。やはり、人の繋がりがなければできなかった事であり、御協力いただいたみなさんに感謝します。そして、いつもながら人の文化のご縁を繋いでくださる薬師神さんありがとうございました。
<エピソード1>
佐野さんが昼食時間を1時間間違え、あまりに急かされ、みんな弁当を食べた気がしなかった。リーダーはもう少し冷静にみんなを導いてください。危険!!
<エピソード2>
学者のようなイメージだった小宮山さんが、懇親会において谷田さんと「ビチビチしたーい」の雄叫びに、小宮山さんもやはり男。そしてより身近に感じました。
<エピソード3>
廊下雑巾がけ、黒田くん歴代10位以内に入賞。吉田さん、松原くん、顔色悪く吐き気もよおす。もう少し体力をつけてくださいね。でないと女の子はついていけませんよ。
<エピソード4>
清水さんのしゃべりを絶妙のタイミングでストップさせた、大野千佳先輩、万歳!!
<エピソード5>
私の恋文の体験談。敏さん、佐野さん、やっぱり2人は・・・。

菊池 密着レポート(取材協力:敏功)